

Sideshowのプレミアム・フォーマット、グリーヴァス将軍。
高さは64cm。
上腕2本のライトセーバーが後ろに大きく伸びており、設置するには幅・奥行き・高さともに70cm以上は必要。デカ過ぎて置き場所がありません。素材にプラスチックとポリストーンだけでなく金属も使用されているため、重量は約12kgあります。現在1歳7ヶ月の姪っ子 (9kg) よりも重いってどういう事でしょうか。
前回のボバ・フェットより高額なスタチューですが、グリーヴァス将軍の重量12kgを三嶋亭の最高級すき焼用リブロース (¥18,900/800g) に換算すると、28万3500円分になります。つまりこのスタチューは、定価の450ドルで買ってもお買い得商品なのです (食べられへんけど)
…と妻に言い訳したら、こんなフィギュアなんかより三嶋亭のお肉12kgのほうがいいに決まってるやん!と言われました。将来、男の子が生まれたら34万6500円のダース・ベイダー兜飾りを買ってあげたい (というか僕が欲しい) なんて絶対に言えない。
ところで。
4枚目の写真は仏具屋で貰った (コレは売り物ですか?と聞いたらタダでくれた) 阿修羅像なんですが、EPISODE III 公開時にはじめてグリーヴァス将軍を見たとき「興福寺の阿修羅像をモデルにデザインされたに違いない!」と思ったものです。(実際は ep III のDVD特典映像にもあった通り、全く違っていました)
みうらじゅん氏が阿修羅像の精巧なレプリカ (みうらさんの左に写ってるやつです) を確か8万円で買ったと何かに書いていました。僕もアレが欲しくて興福寺周辺の土産物屋を探しましたが、まだ遭遇できず。ネットで探しても見つかりません。いつの日か、グリーヴァス将軍の横に興福寺の阿修羅像を並べたいと思っています。
人間の想像力の限界を超えた三面六臂 (顔が3つ腕が6本) という異形でありながら、絶妙なバランスを保っている興福寺の阿修羅像。
大部分がドロイド化され、可動性に優れた特殊な造形で他の登場キャラクターには見られない不思議な魅力を持つグリーヴァス将軍。
ここ数年の僕は、個性的なキャラクターが好きなようです。
というのも以前はストーム・トルーパーや、ガンダムならザクやジムなど、量産型のキャラクターが並んでいる姿に興奮したものです。
仏像で言うと三十三間堂にいる1001体の千手観音や浄瑠璃寺の九体阿弥陀になるでしょうか。
大量生産/大量消費/大衆的/記号化/ポップアート・・・このあたりのキーワードを絡めるといくらでも書けそうですが、話の軸がブレ出したのでまた別の機会に。
【まとめ】
関西圏に住んでいる人は興福寺へ行きましょう。あそこは他にもいいブツが目白押しなのでオススメ寺です。遠くて行けない人は、まずJR東海の阿修羅像ムービーを見て下さい。このページは必見です。みうらさんが阿修羅の解説もしています。
また「週刊日本の仏像」の創刊号特別定価290円が興福寺特集なので、ひとり1冊持っておくように。いつも僕の熱い仏像ウンチク話を右から左へ受け流す妻が、なぜか買ってくれました。
興福寺 (阿修羅は国宝館にいます)
